歌舞伎町が誕生したのは昭和23年。それからまだ70年と少ししか経ってないわけで、今の歌舞伎町はちょうど3代目の経営者が多い。うな鐵を経営する花澤健太君も3代目。父親が癌で亡くなり若くして代を継いだ。うな鐵自体は歌舞伎町で最も歴史のある老舗で今年で64年になろうとしている。「ステーキの鉄板をまねて、そこに鰻の蒲焼を乗せて出そうということからうな鐵の名前になった。」と店の名前の由来を教えてくれた。「ただ、鉄板は鰻に火が入りすぎちゃうっていうことですぐやめちゃったらしいですけど。企画だおれっていう(笑)」
どの街でも熱心な鰻好きに支えられる鰻屋だとか蕎麦屋は一軒はあるもので、ここうな鐵も、歌舞伎町の人たちに愛される老舗です。名店を若くして引き継いだ健太君だが、店に立つようになる前から、実は熱心なカーレーサーだったりもする。富士スピードウェイで開催される4時間耐久では2回連続(2000CCクラス)で優勝、筑波ではクラスのコースレコードも持っているとか。「富士のシリーズ戦を2戦連続で勝ったんで、一回区切りとして車両をいったん手放して次に行こうかなと考えてる。」と。次とは?「スーパー耐久にです。」だそうです!
最近はお祭りでも裏方に回って祭りを支える役回りをするようになって、すっかり街の顔に。「祭りに関わり始めた最初のころは緊張しましたけど、去年ぐらいから面白くなってきた。」と。街への愛着は生まれ持ったものではあるけど、さらに祭りで、あるいは店も地域の人たちに愛され、否が応でも街の担い手の一人としての自負が生まれてきているようだ。「歌舞伎町は酒を飲むところというイメージが強いですが、食べ物屋があって、エンタメとか遊ぶところもあって、遊びをいろんな流れで楽しめる街。そこに、普通過ぎなくて、かといって危なすぎるわけでもない、多少スパイスが効いてていいバランスなのが今の歌舞伎町。」だと話してくれた。今は歌舞伎町に2軒、恵比寿にもう一店舗と3店舗をきりもりする若手経営者だが、ここの鰻は一流です。遊ぶ前に、後に、あるいは間に挟むようにぜひ歌舞伎町の名店の味をご堪能あれ。
新宿うな鐵(うなてつ)/うなぎ料理専門店
[住所]新宿区歌舞伎町1-11-2
[電話]03-3200-5381
[営業日/定休日]11:00-23:30(L.O.23:00)/年末年始12/31,1/1,1/2
新宿歌舞伎町で創業60余年、うなぎ料理の専門店。
デートや接待、ご家族で皆様の時間を大切に、一本一本心を込めてお焼き致します。
【料金】(税抜き)うな重 特上4,000円 鰻串焼き 230円~
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新宿うな鐵 はなれ/うなぎ料理専門店
[住所]新宿歌舞伎町1-22-2
[電話]03-6233-7878
[営業日/定休日]17:00-23:30(LO.23:00)/年中無休(年末年始12/31-1/2は休業)
老舗鰻専門店【新宿うな鐵】の“はなれ”は2019年10月10日にオープン。
頭から尻尾まで様々な部位が味わえる「鰻の串焼き」をはじめ、直火で焼き上げた肉厚の身と、優しい出汁の風味が絶妙な「ひつまぶし」など、多彩な逸品を提供。日本酒も多数取り揃え。
【料金】(税抜き)うな重 特上4,000円 鰻串焼き 230円~
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